乙女の純情

恋の乙女の 純情は
夢もきれぎれ 泣きぬれて
消えぬ思いに 身を嘆く
ほんとにわたしが お好きなら
好きと一言 聞かせてよ

月も片割 片恋の
運命(さだめ)かなしく しのばれて
窓にわびしき 雲を見る
ほんとにわたしが お好きなら
好きと一言 聞かせてよ

つぼみほのかな 乙女花
散るも匂うも たゞ一つ
愛の光と 知るや君
ほんとにわたしが お好きなら
好きと一言 聞かせてよ
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