もの憂げな10月

ためらいながら 君の肩に回した
腕をはずせば たそがれ
やがて君の姿も 遠くに見えなくなる
ざわめきと秋の風 もの憂げな10月

変わらぬ愛を 君とつらぬきたいね
出逢った頃の ときめき
白いノートはいつも 君のことで埋めつくされ
僕の唄は君の他に 何も唄えなかった

心ははばたきして空を見上げる
人は誰も迷い雲だよね
心が君から少し離れて
危ないよ危ないよ
もの憂げな10月は

たどり着く先が どこかは誰も知らない
人生なんて 綱渡り
時には夕立ちに降られ 夏にはおいてきぼり
にごり水心うつせば 明日さえも見えない

街に流れる恋の唄は素敵さ
人は誰も淋しがり屋だよね
優しい心を唄っておくれ
危ないよ危ないよ
もの憂げな10月は

心ははばたきして空を見上げる
人は誰も迷い雲だよね
心が君から少し離れて
危ないよ危ないよ
もの憂げな10月は
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