白蓮のかほり

白蓮は手折(たお)れぬ花
なぜにまだ甘く匂う
水にふるえながら
罪を打ちあける
愛しました 愛しました
なにもかも夢でした
愛しました 愛しました
裏切りに身もだえて
月あかりに身を投げて
夜に散る 白蓮

首すじにかけた指を
あなたなぜためらうの
過去にふるえながら
心壊れても
愛しました 愛しました
なにもかも夢でした
愛しました 愛しました
この命溶けるまで
月明かりに縛(しば)られて
散り急ぐ白蓮

愛しました 愛しました
なにもかも夢でした
愛しました 愛しました
裏切りに身もだえて
月あかりに身を投げて
夢に散れ 白蓮
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