遅い流星

夜の空 広げた銀のテント
サーカスを待っているみたいね
海沿いのテラスにもたれながら
ぼんやりと爪をかんだ

夏は来年やってくるけれど
だけど二人はもう二度と逢えないのね

遅い流星 瞳をよぎり
遅い流星 涙になった
思い出の未来形

哀しみの銀河の向こう側に
まわりより輝いたその星
伝説の恋人住んでいると
小さい頃聞かされた

恋は短い時の偶然ね
すぐに遠くへすれ違ってしまうものね

遅い流星 夢の続きに
遅い流星 願いをかけて
サヨナラの未来形

遅い流星 瞳をよぎり
遅い流星 涙になった
思い出の未来形

私 流星 あなたの胸に
私 流星 愛の尾を引いて
何光年の旅へ
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