夢の彼方へ

やさしい風の子守唄 聞かせておくれ
母の胸で眠る様に 何度でも聞かせて

何もかも失した今 明日が見えない
激しい雨は今日も続く 屈辱に溺れる

ひとりきり ひとりだけ
皆な皆な 何処へ行くのだろう
いつだって ここにいるよ
ああ誰か 僕に気付いて あたりまえに生きたい

おとぎ話のあの森 教えておくれ
月夜に天使が舞いおりる 泉の湧くところ

疲れきった心の傷 いやしておくれ
時は濁流の様に すべてを飲み込む

ひとりきり ひとりだけ
皆な皆な 何処へ行くのだろう
いつだって ここにいるよ
ああ誰か 僕に気付いて あたりまえに生きたい

約束の蜜の大地 連れてっておくれ
めぐみのぶどうが実る 夢の彼方へ

砂漠を渡る勇気に 真実が宿る
息が途切れる時まで 手を放さないで

ひとりきり ひとりだけ
皆な皆な 何処へ行くのだろう
いつだって ここにいるよ
ああ誰か 僕に気付いて あたりまえに生きたい
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