小樽でもう一度

とどけにきたよ 夜霧に濡れて
おれがこわした あの幸せを
つぐないたくて つぐないたくて
噂たぐって 北の町
ああ詫びたって 遅すぎるけど
東京の愛を 小樽でもう一度

おれの二倍も 傷つきながら
捜さないでと あの部屋消えた
心も凍てつく 運河のほとり
やっと逢えたね 霧の夜
ただ涙ぐみ うつむくおまえ
東京の愛を 小樽でもう一度

過去(むかし)のことは なんにもふれぬ
そんなやさしさ なおつらいのさ
待たせたままの 待たせたままの
碧いサファイア その指に
もう泣かせない 離しはしない
東京の愛を 小樽でもう一度
×