夕立のあとで

夕立あがれば 都会の空の隅にも
あおい故郷の空を重ねあわす

賑う街角肩と肩のすれ違い
ふと似ている髪型に息を止める

愛する人と結ばれず 消える恋もあるだろう
後悔すればするほどに 今も鮮やかすぎて
誰でも心にうしろめたさ隠し持つ
過去を振り返るたびに涙流す

別れて あれから噂も とだえたけれど
過ぎゆく月日のために何が変わる

苦しい時に頼りたい女(ひと)が ひとりいたはずさ
あなたにとって重荷でも なぜに気付かぬふりで
誰でも心に描いている夢がある
かなうはずのない夢を抱いて生きる
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