夜の群れ

ページをめくる音がした
君は きっと ここに いない
深く 眠る 猫に なって

時計の針が数えている
それは たぶん 僕が ここに
いない いない 僕は いない

君はここにいるけど 鏡は何も映さない
ずっとここにいても 変わりはしない

ページをめくる音がした
君は きっと なぜか いつも
そして それは たぶん 僕が
いない いない ここに いない

めくる、めくる
眠るように
猫になって
めくる、めくる
眠るように
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