蜃気楼ガール

垣根からあふれた蝉の声
気を取られた一瞬で君は水蒸気のように変わっていく
立ち昇るいくつもの感情 隠せない本当の思い

加速する熱にやられ眩暈
気がつかない透明な君は蜃気楼のように遠い
立ち昇る毎日の向こうに 消えないでくれよ

乾いた喉を潤す言葉を僕は知ってるはず

ひとりぼっちの蜃気楼ガール 届かないまま夏が過ぎる
触れたいよ蜃気楼ガール 諦めれば夏は終わる
君もこの恋も幻にはしない

白い肌 遠のく蝉の声
満たされた安全な場所を逃げ出したいと語る目
蒸発しそうな微笑み 寂しいとは言えない唇

乾いた心潤す言葉も僕は知ってるはず

ひとりぼっちの蜃気楼ガール ほんとは叫びたいって知ってる
迷子になりそうな夜は 夏の星座を全部集めて
君の足元を照らし出すオーケストラ

ひとりぼっちの蜃気楼ガール けして消えない夏をあげる

ひとりぼっちの蜃気楼ガール 届かないまま夏が過ぎる
触れたいよ蜃気楼ガール 諦めれば夏は終わる
君もこの恋も幻にはしない

君もこの恋も幻にはしない
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