歓声の先

ビートルズが悪だった
時代なんて疾うに終わって
歓声よりも浴びていた
副流煙が目に沁みただけ

毒を孕んだ小さな喜びも
血液色したビルの光も
陽が落ちれば消えていく

「1人の時はあたしがいるから」
なんてあの子は風が吹いて
結局1人じゃ見栄も張れないからさ

ビートルズが悪だった
時代なんて疾うに終わって
歓声よりも浴びていた
副流煙が目に沁みただけ

あの島を目指す鳥の様に
何かをずっと探してた
お父さんお父さん
僕の優しさは
貴方から貰った愛によく似ていたんだ

ビートルズが悪だった
時代なんて疾うに終わって
喝采よりも浴びていた
副流煙が目に沁みただけ

現段階の問題の展開も
天才も分かりやしない
転換の緊張のまま歌えよ
限界の先端と年間の妄想を
理想として、今日も歌っている
歌っていく
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