カーテンコール

二度目のブザーが 舞台に響き
時はひととき 静かに止まる
幕開け前の 静けさは
何年経っても 怖いまま
思い出すのは 十六の春
雪解け間近の エアポート
見送る人の涙に 手を振った
煌(きら)めくライトに 照らされて
今日もあなたに あなたに愛を歌ってる

憧れ抱いた 少女はやがて
都会の冷たさ 切なさ知った
寄り添う人の ぬくもりが
それでも明日を 照らしてた
私らしくと 教えてくれた
あなたと 一緒に この先も
果てない 夢の旅路を 歩きたい
揺らめくライトの その中に
今日も私は 飾らぬ愛を紡いでる

カーテンコールに 包まれて
今日もあなたの あなたのために歌ってる
そしてあなたに あなたに愛を届けたい
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