夏の夜長に

真っすぐに延びている 国道を流してる
特に会話があるわけでもないけれど
往年のラブソングを カーラジオが奏でる
頼みもしてないのに ムードを作ってく

不意にほどいた髪の匂い
僕の心を掻き乱してゆく

夜の砂浜 夏の夜風が吹いてる
「よく来てたよね、あの頃は楽しかったな」
なんて言葉を言ってみても良いかな?
ぬるい顔して 波に流そうとするかな?
ほかの誰かと歩みはじめた 輝きが僕を笑う

月あかりに照らされ ふたつの影が伸びる
妙にロマンチックな 馴れない展開

別に後悔してないのに
むず痒さに胸が叫んでいる

波打ち際で はしゃぐあなたの笑顔
その無邪気さに 何度助けられてただろう
砂の数ほどにある 想い出はどれも
行ったり来たり 波と戯れて消せない
朝焼けが今日も僕を諭すよ また恋をしないように

夜の砂浜 夏の夜風が吹いてる
「よく来てたよね、あの頃は楽しかったな」
なんて言葉を言ってみても良いかな?
ぬるい顔して 波に流そうとするかな?
ほかの誰かと歩みはじめた 輝きが僕を笑う
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