毛布もいらない

もしも願いが叶うのならば
白い羽根のついた船に乗って
遠い遠い何処かで泣いてるあの娘
迎えに行ける

もしも魔法が使えるのなら
灰色窓の暗い景色を
あの娘の大好きな色した花で飾れるのに

宝物も毛布もいらない
素敵な靴も ねえいらないよ
特別なのは君の口づけ

初めて聴いた唄を歌って
見かけだおしの大人達に
淋しいばかりの凍える夜を止めてみせる

だからどうか僕を愛して
こぼれるくらい笑顔を見せて
宝物も毛布もいらない
ただあの娘を抱き締めたいよ
×