トレインとレイン

雨降る街 踵鳴らして
進み行く先 君の居る街
六月半ば うんざりな雨すら気にならないよ
君からの電話 あのさ聞いてよ
涙混じりの話し声
一人が嫌いな君のことだからさ
それじゃあ後でね

消えそうなほど願っていたから
今日だって君には笑っていて欲しいの
最終電車に乗って
君の居る少しだけ離れた街へ

人気の少ない電車に座る
窓には一人の自分が映る
あと二駅もすれば君に会える
心忙しに夜道を行く

消えそうなほど願っていたから
今日だって君には笑っていて欲しいの
最終電車に乗って
君の居る少しだけ離れた街へ
×