スイカズラ

冬を耐え忍んで春過ぎに開く花は
まるであなたのようだ
いつも照れ臭くて適当に返事していた
それくらいが丁度いいかな

今まで何度その優しさを
裏切ってしまったのだろうか
それでもあなたはずっと、ずっと、ずっと
笑ってくれた

「ありがとう」なんて言葉、馬鹿らしいくらいさ
あなたから貰った愛は数えきれないから
自慢の息子になれなくてごめんな
この夢を見続けられるのは
あなたがいるから

大人になったつもりだけど
支えてもらってばかりだな
いつもあなたの前じゃ子供のままになって
それくらいでも丁度いいよな

今まで何度その期待を
裏切ってしまったのだろうか
それでもあなたはずっと、ずっと、ずっと
信じてくれた

「ありがとう」なんて言葉、馬鹿らしいくらいさ
あなたから貰った愛に応え切れないけど
自慢の息子にくらいはなれるように
この夢はいつかその日の為に
輝かせてくれ

この夢を見続けられるのは
あなたがいるから
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