もう帰ろう

君には 君だけには
幸せになって欲しいんだ
この街の明かりが落ちる
静かな夜 見つめた瞳の裏側
時間を君が止めたみたい

間違えて乗った快速急行列車
最後尾流れてく君の住む街が
すれ違うのは景色だけ
優しい文章を心がけて

大体のことは唄にはならないな
何でもないと済ませたらおしまいさ
汚れた裾を気にして
肝心なその手を握れない

上手にできた方の料理こそ
君のお皿に盛り付けた
愛してる なんて言えないけど形にしていた

さぁ今日も終わりさ
疲れた身体を
流れに預けて
もう帰ろうよ

街行く人の手
握られた花束 想像の先にある
御伽噺を作ろう

君には 君だけには
幸せになって欲しいんだ
この街の明かりが落ちる
静かな夜 見つめた瞳の裏側
時間を君が止めたみたい

さぁ今日も終わりさ
疲れた身体を
流れに預けて
もう帰ろうよ

退屈な事すら
生きてく理由と言えたなら大丈夫
そんな僕と君の時間が
ずっと続きますように
×