若者たち

その日は夕方のオレンジ 充満したホコリが浮かんだ
遠くの工場の音や 空から降る飛行機の足音

その日の夕立はオレンジ 充満したヒカリが浮かんだ
それらは地響きとなって わたしの足元へと伝うけれど

この心臓のリズムにうまく溶け込む必要はなかった

いま、若さで傷ついてもいいからさ。
いま、若さで泣きやんでもいいからさ。

メトロノームはいらなかったんだ。
みんなひとりぼっちのメロディが交差するだけだった。
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