12階の昼下がり

窓を今あけたままで 風がゆれてる
窓をそうあけたままで 風がさそってる
テーブルにあいたグラス 汗をかいてる
きみが食べかけたままの オレンジの香りが
Ah このまま 二人で こんなふうに
Ah このまま ゆっくり 遠くとけていく

少しずつ近づいてる 君の吐息と
12階のこの部屋で 光をなぞってる
Ah このまま 二人で こんなふうに
Ah このまま ゆっくり深くとけていく

そっと 耳もと 甘いささやきに
本当のことなんて 今はききたくないから

窓を今あけたままで 風がゆれてる
窓をそうあけたままで 風がさそってる
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