Salvia

この花が枯れる頃
街に変わらず
自由は有るのだろうか

美しいものにこそ
毒をこさえ
気づく頃には
手遅れだ

どうぞお殺りになればと
言わんばかりの人々

描いた夢の続きを
見たいだけ

誇りを脅かす
あの影が
来る前に

黙ったって
変わんないんだって
かすれる声
届くまで辞めないで

恐れを知らない
身を
持ち合わせていよう

確かなことなどは
この世にはない
信じたいものほどに
ぬかるんで動けない
甘く危険な場所

勘の良い身体が
警鐘を鳴らす

目を覚ます
その時を見ていたい
期待をさせて欲しいだけだ
狂ってく
速度が加速してる
誰も知らない
未来はどうなんの?

映し出されてた
物語に眩んで
見えない

この花が枯れる
前に
なにを感じるの

繰り返す日々に
トドメを
刺されるような
言葉たち

聳え立つ壁に
言えない
言わない
そんなのって

生きている実感を
感じられない身体には
させたくはないのさ
だって十分だから

未来を脅かす
ものたちが
来る前に

黙ったって
変わんないんだって
かすれる声
届くまで辞めないで

恐れを知らない
身を
持ち合わせていよう

確かなことなどは
この世にはない
信じたいものほどに
ぬかるんで動けない
甘く危険な場所

勘の良い身体が
警鐘を鳴らす
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