母子草

胸にしまった 苦労の数が
やせた背中に 書いてある
母の姿が 私の鏡
明日(あした)に続く 道しるべ
雨に打たれて 色づいて
咲いてひそかな 母子草

歳を重ねて あなたが判る
辛い時ほど なおさらに
骨身(ほねみ)削って なり振り捨てて
育ててくれた その思い
無駄にしません この命
咲いて愛しい 母子草

弱音吐いたら 幸せだって
逃げて行きます 両手から
母の言葉を かみしめながら
うつむかないで 生きて行く
夢がひとひら 風に舞う
咲いて嬉しい 母子草
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