諦観ダンス

私のドアに触れないで
気が向いたら出て行くから
訳知りな顔で近付かないで
あなたが思うほど
優しい人なんかじゃない
勘違いしているわ

騒がしくしていよう
何も聴こえぬように
あの拙すぎる唄も
落ちがない噺も

止まない雨の音
弧を描き踊る Saturation
眠れないまま ひとり
燃え滓のように溶けてゆけ

終電を逃して
ぶつかる肩 怒号飛び交う街は
薄汚れた打算と 転落の呼び水だらけ
皆んな皆んな、のっぺらぼう

泣けない夜が来る
静寂に喰らえ destruction
少しは清々します
このままじゃ私 駄目になる

騙されてあげましょう
喧騒の夜は temptation
少しは清々します
何もかも多分 元通り
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