君のエキストラ

二人手を繋いで 眺める夜空に
蕾から花咲いた 鮮やかな色で
打ち上がる音に昂り期待する
でもちょっぴり悲しくて 複雑な気持ち

君の隠し事や話せない過去を
知りたいけど知りたくない 曖昧が揺れる
都合のいい妄想だけを夢見ている
卑怯だね滑稽だね 情けない気持ち

嘘つくその顔も 見て見ぬふりでいい
好きな人がいたってエトセトラ

Ah 可憐な花火が 彩る瞬間も
Ah 切ない気持ちが 込み上げてアンバランス
甘い果実の色に 染まり始めて
綺麗な横顔 僕だけのものにしたくなる
未来を奪いたい そんな感情芽生えた夏

強く手を握ってみた そしたら君は
右頬にキスをして 笑みを浮かべてた
余裕があり逞くて掴みどころ無い
憧れが加速し不釣り合いになる

花火に夢中な姿 ヤキモチモードさ
主役になれなくてエキストラ

Ah 消えてく火の粉が 水面に落ちてゆく
Ah 読めない心が 歯痒くメランコリー
甘い果実の毒に 虜になって
狂ってしまった 思考回路が膝抱えた

言葉につまずいてエピローグ

Ah 可憐な花火が 彩る瞬間も
Ah 切ない気持ちが 込み上げてアンバランス
甘い果実の棘が 刺さったままで
綺麗な横顔 僕だけのものにしたくなる
未来を奪いたい そんな感情芽生えた夏
×