杪春

いつもの朝は 君だけがいなくてさ
残された思い出も 捨ててしまえたら良かった

単純な計算も間違えてしまうような僕ら
感情に正解を求めすぎるから

忘れてしまうような恋もしてきた でもこれは違うよな
馬鹿みたいな後悔もしてきた 繰り返して 消える灯り

君を待っていた 戻らない日々を
君をさらっていく 春の風が吹く

浅い眠りに か細く差す太陽
カーテンの隙間に ひとひらの花が咲く

いつもの朝は 君だけがいなくてさ
残っていた思い出も すべてなくなった

忘れてしまうような恋もしてきた でもこれは違うよな
馬鹿みたいな後悔もしてきた 繰り返して 消える灯り

巡っていく季節と 変わっていく心と
淡い色に僕らは 想いを馳せる

なんでも見透かしていた君には 到底敵わないよな
それでもただ想っていたこと 伝えていたら なんてさ

君を待っていた 戻らない日々を
君をさらっていく 春の風が吹く
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