君は僕より君を知ってる

不安のない人なんてどこを探してもいないさ
そんなこと考えながら空港へ向かっていた
いくつもある扉の中を選んでこの部屋へ辿り着いた
いくつもの言葉から自分が自分であることを選んだ

生きてく理由なんて聞かないで欲しいよ

嗚呼 伴を無くした子供のように雨に打たれてる君
風向きは変わるはずさ 君は僕より君を知ってる

夜が朝日に包まれて全てを暴かれるような
短いタバコをもみ消して田舎のバス停に座る
割れた校舎の窓ガラスの破片に写っていた
あの純粋な言葉たちが今も僕の心にあるのさ

誰かに尋ねないで自分で答えを出すべきさ

嗚呼 ネットもラジオなくてテレビも壊れたまま
好きなものは好きなだけさ
僕は君より僕を知ってる

生きてく理由なんて聞かないで欲しいよ

嗚呼 僕らはまだ船を作り川を渡る準備の途中
やりたいことをやるべきさ
僕は君より僕を知ってる

君は僕より君を知ってる
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