あの日の僕らへ

ふと感じた匂いが重なって 僕の心の中滲んだ
大人ってなんだろう分かんないや 一分先の未来も見えないのに

白紙をなぞるだけの毎日 無慈悲なくらいに鮮明にすぎる
僕の替わりなんていくらでもいて 何者にもなれずに俯いた

存在価値なんてもの無い 不透明なエゴに呑まれて
問題外こんな人生 いつか悲しみすら飼いならせるようになるのかな

あの日言えなかったさよならも あの日失った夢も
追いかけることも出来ないで 言い訳ばかり並べていた

あの日忘れてった思い出も あの日歌った声も
まだ離れることも出来ないで 理想論ばかり語っていた

星は今日も綺麗で
君は今日も笑って
僕は今日も

相対的 素直になれない 心の傷確かめる
境界線 越えられるなら いつか本当の僕君に見せられるようになるのかな

あの日言えなかった真実も あの日枯れてった花も
抱きしめることも出来ないで 弱音ばかりこぼしていた

あの日描いていたこれからも あの日誓った涙も
まだ諦めること出来ないで 幻想ばかり追いかけていた

遠くで打ちあがる花火 隠した想い溢れ出した
心の蕾 溶かし手を伸ばす

ずっと言いたかったこの気持ち きっと今なら言えるよ
つぎはぎの言葉零れてく 走りだした君のもとへ

あの日君が言ったありがとう あの日願った笑顔
気づけないまま救われてた 僕の側にいてくれてた
明日はきっと笑えるかな 手を取り合ってみんなと
きっと色づく未来の事 空の下で描いてみよう
星は今日も綺麗で
君は今日も笑って
僕は今日も
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