旅立つ少女

季節風の口笛が “おいで”と呼ぶから
リルケの詩集抱いて 旅に出てみます
アァあなたのせいじゃありません
アァましてアア あの女(ひと)のせいでも…
ひとり旅のしかたを 忘れていたから
北の街できのうを ふり向きたくて

ブルートレインの色は 哀しみの色です
疲れた心いやす 旅に似合います
アァあなたのせいじゃありません
アァましてアア あの女(ひと)のせいでも…
夜明け間近(まぢか) オレンジひっそりかじって
久しぶりに涙を 流しています

アァあなたはどうぞ 幸せに
アァそしてアア あの女(ひと)によろしく
北の街の祭りに まぎれて踊って
あなたなしの明日を 見つけて来ます
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