潮騒

久しぶりにあなたの
頬にあるホクロを見つけた

ここにあなたがいることを
とてももどかしく思っている

久しぶりにあなたと
潮香る浜辺を歩きたい

月の鳴く夜には二人で

余計なことを考えすぎるくせ
もうなおりましたか
僕はといえば相変わらずにまだ
つめをかんでいます

胸の奥の想いは
うまく言葉になりきれなかった

悲しく染まっていく瞳を
ただ眺めていた

遠くなっていく夕陽だけは
忘れないと思っていた

砂に足をとられながら歩く

様々な思いがらせんをえがき
僕らの未来は今変わっていくよ
まるで風向きのようにフワフワしてる
かなわないのは僕のはかない
願いだけじゃないはず
激しい季節のりこえられる体でぶつかって
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