朱鷺色の夢

波のかなたの 島影を
もえる夕陽が 焦がすころ
夢を追いかけ 希望を抱いて
ひとりあなたは 出て行った
約束信じて 待ってます
手をふる涙の 恋港

佐渡の海鳴り 波枕
恋のてびきの おけさ節

空に横たう 天の川
川をはさんで 星ふたつ
年に一度は 逢えると聞いた
ずっと私は ひとりなの
かがやく星さえ 恨めしい
あなたが好きです すがりたい

白いカモメに なれたなら
飛んで海峡 渡るのに
きっと必ず 帰って来てね
待っております ふる里で
恋するつがいの 朱鷺(とき)のよに
ふたりで飛びましょ この空を
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