雨の夜明け

窓を濡らす 雨の夜明け
青いベッドに 腰かけて
愛の手紙 火を点して
想い出だけ 灰にする

暗い瞳に
鮮やかに いつまでも
愛が 生きている

短すぎる 夏はどこへ
色の消えた 街角に
花を並べ 売る男と
足をとめて 買う女

冷えた 舗道で
待つ人がない 今も
愛が 生きている

いつまでも
鮮やかに
愛が 生きている
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