砂の舟

夜空に砂の船を浮かべ
あの頃二人
遠い孤独ながめて暮してた

抱き合えばいつか流れ星
背中にも心があるさと言ったあなた

時の河を下りながら
夢を釣っては逃がした

私が別れを決めた朝
光を浴びて
砂の舟は沈みかけていたわ

忘れると淋しくなるのよ
背中にも涙があるさと言ったあなた

二度と逢わぬ約束した
若さが何故かいとしい

抱き合えばいつか流れ星
背中にも心があるさと言ったあなた

時の河を下りながら
夢を釣っては逃がした
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