手紙

綺麗な字を書くんだね
耳をすまして読んだ
あたたかい温度がある
たまにかしこい皮肉言う

あの手紙をちから込めて思い出す
水色に染まった明け方 よく知る街で

君の頭の中は
常に哲学理屈
感情で複雑なのに
むずかしいことは言わない

あの手紙をちから込めて思い出す
水色に染まった明け方 よく知る街で

君はいつも考えている
いつも何かを考えている
君の長いまつ毛が頬にあたる
丁寧な重みを忘れないように

あの手紙をちから込めて思い出す
水色に染まった明け方 よく知る街で
あの手紙をちから込めて思い出す
「もう泣かなくていいよ」とわらって握りしめている
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