心の傘

自分がキライ
鷹のように孤高を気取り
いつも逃げてた
近づいたなら信じてしまう
いつしか孤独 自意識モンスター

嵐の中 傘を広げ
風に煽られ独りよろめいた
諦めるのは慣れてるから
今日はずぶ濡れて帰ろう
そしてあったかい毛布に縋(すが)ろう

自分がスキ 空気が読めて
いつしか空気になり変わっても
生きやすくあり つまらないのは
他人(ひと)の哀しみに触れないから

雨は街を暗くするけど
夜中を待たず独り馴染めるんだ
笑い声も聞こえない世界
今日も傘の中で生きよう
このままで幸せさ なあそうだろう?
誰か

本音隠した心の傘は
大きく広げ陰を作った
雨よ 闇を流してしまえ
傷つくことを恐れた鎧を

嵐よ 全て奪って行け
捨てられずにいるプライドとか
雨が上がり 空が笑えば
明日は何か変わるだろうか
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