星の降らないタイムライン

去り際に君が言う
少し変わったよね、と
分かりすぎて私何も
言えない、言えない

背伸びしたその先に
何かがある、思ったんだ
「ごめん帰るね」って
君がいない方へ逃げ出したんだ

そうだ、また次に
会えたならこう言おう
全然わかってないじゃん

実はもっと 私もっと
本当は強いのよ

なかなかきれいにならない
なかなかかわいくなれない
塗りミスったネイルみたいだ
剥がれそうで剥がれない

私が好きな私とは
さよならするって決めたの
なれるかな つぶやいた
星の降らないタイムライン

二度と会わない人と
楽しげに笑ってる
どこで何をしても私
癒えない 癒えない

困ったフリをすれば
誰かが言う「大丈夫?」と
その先にある本当には誰も
辿りつけない

そうだ、また明日
新しい服を着よう
全部変わってしまえば

いつかきっと そうよきっと
私になれるよね

なかなか上手になれない
なかなか素直になれない
リムーバーの匂いが嫌で
窓開けた午前四時

私が嫌いな私は
いつでもここで泣いてる
知らないよ ごめんね
私の中の私

なかなかきれいにならない
なかなかかわいくなれない
塗りミスったネイルみたいだ
剥がれそうで剥がれない

私が好きな私とは
さよならするって決めたの
なれるかな つぶやいた
星の降らないタイムライン
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