ふた情け

あんたの優しさが また罪つくり
心の棲み処は わたしじゃないはず
別れがいつの日か 待ち伏せしても
一途に惚れぬけば それでいいから
いいこといっぱい あったけど
落ち逢う夢が なかっただけさ
あんたが好きで あんたが嫌い
もっと嫌いは ふた情け

男のずるさなど 解ってたけど
うす眼で知らん顔 演じていただけ
女は咲き時と 散り時がある
いつかは返り咲き すればいいから
悲しみいろいろ あったけど
出逢えたことが 人生なのさ
あんたのそばで あんたが遠い
もっと遠いは ふた運命(さだめ)

いいこといっぱい あったけど
落ち逢う夢が なかっただけさ
あんたが好きで あんたが嫌い
もっと嫌いは ふた情け
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