夕陽にラストボール

砂にけむる夕やけ
バックネットの影まで消して
いつか彼のマウンド
熱いサインなげた
負けたゲームの後に
ひとりで空をみてた
瞳が好きだったわ
胸に Jin Jin Jin 響いてる
あの日のときめき
ふたりが駆けぬけた真夏に
いまも Jin Jin Jin 燃えている
心の片隅 季節がめぐるたびごと

レモンくるむタオルを
人知れずベンチに置いた
恋がかなうことより
彼の汗のために
遠くなればなるほど
よけいに思いだせる
大事なひとがいるわ
胸が Jin Jin Jin 呼んでいる
あの日の涙を
やさしく頬にもう一度だけ
きっと Jin Jin Jin なくさない
まぶしい青春 季節が忘れないから

胸に Jin Jin Jin 響いてる
あの日のときめき
ふたりが駆けぬけた真夏に
いまも Jin Jin Jin 燃えている
心の片隅 季節がめぐるたびごと
×