ホームタウン

逆さまに書いた 嫌いなあの街
惰性で生きる程 暇じゃない

貼り付けられた 中吊り広告
目に留まる程に イラついて
引き攣る体に無駄な深呼吸
目に余る程に震える

あの頃に描いた夢を
喜んでくれてた事も
甘いお菓子や線香の匂い
腹が減ると思い出すな

あなたが泣いて生きるのなら
あなたが壊れてしまうのなら
悲しい日々を終わらせては
呆れる程 歌うのだろう

比べて見られた 人柄と思い
頭を下げる事に慣れた
二度と戻れない あの空の事を
ずっと探している

あなたが泣いて生きるのなら
あなたが壊れてしまうのなら
呆れる程に描き出した
理想像にも疲れてしまっていた

流れる日々に怯えていた
描いた夢に潰されてた
懐かしい日々を思い出した
呆れる程に愛されてただろ

ただ泣いて生きるのなら
世界に壊されてしまうのなら
いつでも此処に帰ればいい
呆れる程 愛しているから
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