U・TA・KA・TA

追いかけて夏の道に逃げ水
失った過去の夢によく似た
近すぎて見えるモノ遠すぎて見えぬモノ
いつの間に僕もまた回り道

あぁ 夏祭り恋に恋した
あぁ 月出づる君はもう

人の世など泡沫

いつだって君に追いつけなくて
向けられた嫉妬の目さえ気にせず
足早に駆けるその切なさに
誰よりも寂しい歌をなびかせ

あぁ したたかに熱狂(ねつ)をよけて
あぁ 北風と君はそう

人の世など泡沫

人の世など泡沫
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