キリエ・憐れみの讃歌

心 燃え尽きてしまった夜に
涙も枯れていた朝に
瞳 閉じたら

悲しみの先の方へ
手を伸ばしていたんだ
悲しみの先の方で
何が待つ 誰がいるの

あの時は 目を伏せては
時をやり過ごしていたけど
「こんなはずじゃなかったよね」って
自分か誰かの声

いつか 朽ちて果てていく
わかってる 木の葉のように頼りなく
風に舞ってる

サイコロを振られたら
嫌でも移り変わる
阿弥陀くじのようでも
それすらも 受け入れて

「こんなはずじゃなかったよね」って
嘆いてた川を渡って
知ることのない明日に
生まれ変わっていたんだ

歩き出しても 何度でも あー
繰り返す 痛みにも
慣れていく それでいいんだと

大切なひと 大切な日々も
見えなくなって 泣いた後で
宙に描いていたよ

世界はどこにもないよ
だけど いまここを歩くんだ
希望とか見当たらない
だけど あなたがここにいるから

何度でも 何度だっていく
全てが重なっていくために
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