去夏に殺される

どうしようもないのだ 終わったことを悔やんだって
目を背けたのだ 僕を連れ去る夏が嫌いだ

どうしようもないのだ 形じゃないもの残したって
木漏れ日が差してる 眩しさで目を逸らしたんだ
いつからだったろう? 立ち止まる癖がついたのは
どうしようもないのに 未だに前を向けないまま

いっそ ここに置いてってくれよ 明日なんて見たくもないから
夏風に吹かれて 君を待っている
思い出なんていらない どうせ薄汚れてしまうから
蝉の死体を見た 初夏の日差しに殺されたい

翼が欲しいのだ 誰もいない空の向こうへ
残像が揺れてる 間違いだらけの選択肢
大切に想うほど 失う恐怖が積もっていく
全部嘘みたいな 世界ならよかったのにな

ずっと 戻りたいと願っていた 色づいたあの日々に帰りたくて
行き場所を失くした 言葉が流れていく
果てしない夏の向こうへ 後悔もこの夢も捨てて行こう
僕らは戻れない 去夏のあの日に殺される

坂道を駆け抜けて 馬鹿みたいにはしゃいで
楽しかったな また笑えるかな
取り戻したい やり直したいな
季節は巡り 取り残された
雲の流れが 逆らいだした
もう一度君に「」

いっそ ここに置いてってくれよ 明日なんて見たくもないから
夏風に吹かれて 君を待っている
思い出なんていらない どうせ薄汚れてしまうから
蝉の死体を見た 初夏の日差しに殺されたい

ずっと 戻りたいと願っていた 色づいたあの日々に帰りたくて
行き場所を亡くした 言葉が流れていく
果てしない夏の向こうへ 後悔もこの夢も捨てて行こう
僕らは戻れない 去夏のあの日に殺される
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