青ノ祭

跳ね踊る提灯に
大波 小波 人の波
むせ返る参道で
芳し君の香り
紫陽花の浴衣に
上げた髪の青い飾り
見惚れては立ち往生
うなじまでの一尺半
愛おしや

「踊ろうよ、ねえ」
僕の手を掴んで 嗚呼
滲み出す汗に
掻き立てるお囃子
止まらない

「一体感で熱く染まって
存在感を確かめ合って
踊る阿呆に見る阿呆
それじゃ踊らにゃソンソン
先入観は捨てちゃってさ
一辺倒に絡まり合って
諸行無常に過ぎ去るものなら
今すぐRide on time!」

しゃらくさい輩に
童たちは駆け回り
老若男女に
飲めや歌え踊りゃんせ
いなせなつもりが
転んで君に抱きついて
悪戯に笑った濡れた唇 半尺チョイ

「いけずだね、ほんと」
潤んでる瞳で …はあ
べらぼうなままに
初な青い春よ
さいなら

「一体感で熱く染まって
存在感を確かめ合って
踊る阿呆に見る阿呆
それじゃ踊らにゃソンソン
先入観は捨てちゃってさ
一辺倒に絡まり合って
一期一会に粋に生きるなら
今すぐDancing!

一体感で熱く染まって
存在感を確かめ合って
踊る阿呆に見る阿呆
それじゃ踊らにゃソンソン
先入観は捨てちゃってさ
一辺倒に絡まり合って
諸行無常に過ぎ去るものなら
今すぐRide on time!」
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