六月某日

天界を感じただけの日
限界を感じただ一人
二十歳はもうそこまできてた
形は盲目でわからない

思えば二〇〇三の春に
明け方威勢よく声張り
轍を踏むことに苛立ち
地下室威勢よく声張り

友情を感じたあの日に
宗教を信じたあの日に
僕だけが感じた無力さ
六月の感触を伝えたい

思えば二〇〇三の春に
明け方威勢よく声張り
轍を踏むことに苛立ち
地下室威勢よく声張り

嗚呼「君が泣いてしまわぬように」
意味が無くなった子守唄
響かなくなった今でも
叫び続けているのは

友情を感じたあの日に
宗教を信じたあの日に
僕だけが感じた無力さ
六月の感触を伝えたい

天界を感じただけの日
限界を感じただ一人
二十歳はもうそこまできてた
形は盲目でわからない
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