Memory

打てば響くような毎日は
喉から手が出る幻想だ
何にもない
何にもない 僕には
幸せだった日もあったっけ
遠い昔の笑い声が
鋭い刃物のように胸を刺す

思い出に殺されそうになって
飛び込んだ先は夜行列車
昨日死んだってことにして、今
新しい僕を始めてみようか

もうさみしくないよ
さみしくないよ
さみしくないよって

言いたくないよ
言いたくないよ
言いたくないよって言いたい

さみしくないよ
さみしくないよ
さみしくないよって

言いたくないよ
言いたくないよって言いたいよ

カムパネルラに切符をあげて
僕がキセルでとっ捕まって
そのまま宙へ放り出された
星がすっごく綺麗だった
回送列車を見送って
僕の回想が始まるんだ
今度は素直に言えたらいいな
いつか素直になれたらいいな

もうさみしくないよ
さみしくないよ
さみしくないよって

言いたくないよ
言いたくないよ
言いたくないよって言いたい

さみしくないよ
さみしくないよ
さみしくないよって

言いたくないよ
言いたくないよって言いたいよ

言いたく、ないんだよ

思い出に生かされていたんだ
でもそれだけじゃとても空虚なんだ
新しい僕が黙っていないな
新しい僕が黙ってないな
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