消えないメランコリー

カーテンの向こうは
きっと乾いた愚問であふれて砂漠になって
銀河の果てなんて
ずっと観測しないままで更けて
電池切れの数字を眺めて錆びて

知らない誰かの言った
綺麗な言葉をなぞって
僕を確かめる

どこかで聞いたメロディー
口遊んでso good
途中からは デタラメなライン
冷めたコーヒーとメモリー
消えないメランコリー
取るに足らない孤独なら飼い慣らしてるんだ

完璧主義ごっこ
壊れそうな人形 大事に抱いて 片足立ち
平凡なレシピ
何度見返したとてあやふやで
銀色の儀式で 世界を繋いで

揺れてにじむ脳を
浮かべて溶かして
灰色に染まる部屋

絡まった回路のまんま
沈んでいく感覚に
ネジをまいて 巻き戻したなら
覚めない夢の続き
たまには見せて
甘くなくたっていいから

どこかで聞いたメロディー
口遊んでso good
途中からは デタラメなライン
気怠さとラプソディ
消えないメランコリー
仕方がないや
繰り返す眠れぬ夜と
孤独なら飼い慣らしてるんだ
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