曖昧模糊

とても熱い僕の愛慕の火は
いつから点いていただろう
変わりがちな天気次第でさ
遠回りが続いてる

せせらぐような背中に
佇む孤城は水色
眩しい火花が散る夜
涼しい顔で襟正す

曖昧模糊って
絶対君のことだよ
曖昧模糊でも
世界で一番恋してるの

眩しすぎる昼間の小々波
何を話せばいいのだろう
少しでも君を知りたくて
歩幅を合わせてしまう

急展開な会話に
狼狽えることもあれど
それでも側にいたいから
苦くても飲めるスプレモ

楽しい時って
絶対君といるから
一人眠たい寂しい夜には
僕のことを思って欲しいんだ

1970年に流行ったシネマの一節を使って
僕に新しい口癖ができたから会いに来てよ
愛してはくれないことに
癇癪を起こしはしないし

だって

酔生夢死って
本当に僕のことだね
前転後転上手くできても
オリンピックには出られない

曖昧模糊って
絶対僕のことだよ
曖昧模糊でも
虚ろげな君に恋してるの
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