わたしまちがいさがし

(…見つけ出して)

「何度だって思い出すんだろう
いつか大人になっても、この瞬間を」

神さまは意地悪だ
どうしてみんなと私は違うの?
欲しい人にあげてほしかった
勝手な期待 望まない羨望 浴びる視線
こんなギフト 何一ついらない

息が詰まる 瞼は落ちる
一人ぼっちはもう嫌なのに
(…さびしい)
暗く深く沈んでゆく 最果て

まちがいさがし 右向けば左
ありのままを嘘で祈るように覆い隠しては
まちがいさがし どうか見つけないで
みんなと同じ普通を演じて
私は何も間違ってない
脅かさないで 大切な世界

灰色に濁るキャンバス 筆は悲しみに折れたまま
憧れはずっと憧れ止まり
ただ一緒に泣いたり
笑ったりしたかっただけなのに
ないものねだりの(ルーティン)

普通とは一体誰のもの?
無理難題に失敗ばかり
(…わからない)
真実はつまずく先に眠る

「最初に背中を向けたのは、
本当はどっちからだったんだっけ…?」

まちがいさがし 前にならえ後ろ
思い込みでアフレコして決めつけた感情たち
まちがいさがし 私からだった
私自身を仲間外れにしてたのは
離れていったのは

見つけ出すよ(必ず)

最果てに差し込んだ光
変わらない瞳 あたたかい両手
(答える)
あなたの声が 力強く 届いて…

“私は 私 なんだ”

正しいとか 間違いとかじゃなく
それぞれの違いが それぞれの大切なギフトで
それら全てが愛すべき自分たち
取り戻された色彩が描く 私が始まってゆく
筆先に乗るのは ありのままの色
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