シースルー

本当は気付いてた
見て見ぬふりをしてた
思いはいつか伝わるなんて
迷信みたいなもんを信じてた

私がいなくなって君はせいせいするのかな
最後くらい傷付けてやりたかった
どうせ何も響かないんだし

大嫌いだって吐き捨てた
虚勢でしかない嘘 痛かった
またひとつ自分が嫌になった
バカだな
本音はちょっと期待した
君の表情が曇ってくれたらって
残ったのは罪悪感だけ

本当は気付いてた
見て見ぬふりをしてた
終わりを先延ばしにしたって
あの頃みたいに戻れる訳じゃない

私がいなくたって君は変わらないんだろうな
重さの違う天秤
いつからか釣り合わない
君を見上げる事しかできないのが
辛くなったんだ

大嫌いだって吐き捨てた
虚勢でしかない嘘 痛かった
精一杯の強がりだった
見抜いてほしかった

大嫌いだって吐き捨てた
虚勢でしかない嘘 痛かった
またひとつ自分が嫌になった
バカだな
君の本音わからないまま
揺らいだ視界の先
曇る君の表情 見ても嬉しくなんかなかった
残ったのは罪悪感だけ
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