独歩

明日になれば忘れるだろうか
この痛みだけが日々を蝕ばんで
大人しくすれば過ぎ去るだろうか
この痛みだけが日々を繋ぐ

お勉強してきた事だけを
信じながら進めるほど甘くないよ
これ以上、得てきたものはせめて
もう裏切らないでよ

答えを探してる
行く宛を探してる
あぁ戻れないな、もう戻れないや
孤独を探してる
傷だけを数えてる
もうひとりにしといてよ

あのこに いわれた わるぐち かかえて
(まともに うまれた ふりして こわれた)
だれにも たよれず いままで おびえた
(だれにも おそれず ここまで いきれた)

なにかあればすぐにぼくら
うわさばかりおなじ
だれになんといわれようと
なんていえずおわり

いつもいつかいつになれば
きっとありはしない
ぜんぶぜんぶぜんぶ
もう腐っている

終わりを探してる
慰めを探してる
ああ情けないな、もう騙せないや
地獄を探してる
理不尽を数えてる
もう少しは気づいてよ

お別れしてきた心をまた
集めながら生きれるほど強くないよ
今以上、得てきたものはせめて
もう手離さないでいよう

その目を逸らしても
その耳を塞いでも
あぁ逃げれないな、もう逃げれないや
その手で掴んでく
その足で歩いてく
もうひとりにしといてよ
ねえ誤魔化さないでよ
もうひとりにしないでよ

明日になれば忘れるだろうか
この痛みだけが日々を蝕ばんで
大人しくすれば過ぎ去るだろうか
この痛みだけが日々を照らす
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