何℃でも
夜を越えた とうに慣れた 朝になれば 帰る君が
煙纏って
派手になった髪と化粧
水になった恋人よ名が増えても
「なんてことはないよ、きっと。」
見ずに流そうとしたって溶けない詰まりは
I see ってマスカラとセットでBye
切り揃ったショートカットは
気が付いたら 北月中にまで伸びた
金の束がきつく巻かれた
知らず僕は 煙に巻かれて
派手に散った愛の結晶
火 強で茹で伸びた脆いパスタのよう
「まるでこれじゃあナシデンテ笑」
卑怯だねこんな時まで解けない つまりは
愛してますからもピンとこない
第一毎日お利口におしゃぶり咥えた青二才
再三度目の正直なんか四度目の嘘つきの始まり
歯でちぎったシャーベット
割り切れないから捻れた口当たり
「なんでわかってくれないの?」
やりきれないな
どうして今になって同じ温度になるのでしょう
手握った体温はもう
温め直しても気まずい食べ残し
派手になった髪と化粧
水に慣れた恋人よ悲しくても
忘れないとだね ごめんね
みすぼらしいまま始まり終わる二人は
愛知ってますから大丈夫
元々一つの恋心を
愛しているまだ愛している
ボヤけた視界に映ったシルエット
頬伝い濡れた最後のシガレット
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