星見の唄 (feat. r-906)

弱く灯った揺らめくライター レンズに収めるように
ずっと此処で歌っているから

読みかけていた本に挟んだ栞が見つかるように
ずっと此処で待っているから

うまく消えない小さな消しゴム
擦るほど滲むキミからの手紙
あの日から背も伸びたはずだけど
また手の届かないものがふえた

深く、深く
砂の様な時代を君は独り進んでゆく

またひとつ星が生まれる

星が紡いだ私の声を君が忘れてしまっても
ずっと此処で歌っているから

帳を裂いた夜鷹の様な星を見つけられるように
ずっと此処で待っているから
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