ポップコーン・メモリー

ハロー夕景 鬼の登場
周りを見渡し影を探そう
目を焼いたのは茜色
手で傘を作り見つけ出してやろう
遠い銃声 嘘みたいな静寂
軋む木の枝 土を踏む音
小さな公園気づけば1人
見えた景色は私だけのものだ

あぁ誰の気持ちもわからないから仕方なく
わかったふりをしたのさ
怪物たちが笑ってる
つまり現実なんて終わってる
瓦礫の山で広げた世界地図
道の途中どこかで落とした
忘れたいこと忘れたくないこと
火にかけたら弾けて飛んだ

漕いだブランコ落ちる影が動く動く揺れている
空気に溶けたリフレイン 悪意に満ちた世界が目を逸らす

この声が聞こえないやつらに
私のことがわかるはずないだろ

さらば夕景 鬼は泣いた
くたばり損ねた私の影
「もういいかい?」「もういいよ」
それでも季節は進んでいく
崩れ落ちてた秘密基地は
ここだよ 隠れて酒でも飲もう
同じ話で笑う日々と
これからのくだらない未来を 歌おう

この声が届かないのならば
私が居る意味なんてないだろう
この声が聞こえないやつらに
私のことがわかるはずないだろ
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